お茶のこと・友人へ送る

鼠さんが一昨日ごろにみた夢の話をしてくれました。
部屋で猫と遊んでいたら、お茶の葉を持った友人さんが遊びに来て、抹茶を点ててくれたそうです。
喉にお菓子をつまらせた鼠さんが急いで抹茶を飲もうとしたら、「なりません。お茶碗を一周まわして…」と手ほどきされて飲むことができなかったそうで、苦しかったと言っていました。猫は友人さんにすごく懐いていたそうです。
友人さんが「そろそろ船が来るので行かねばなりません」と立ち上がって、「ああでも、雨が降っていますね」と言うと、鼠さんは自分でもよく分からず「それは心の雨かもしれませんね。でも、7日間続いて世界のほとんどを洗った雨も止んだんですから、きっと晴れますよ」と言いました。
友人さんは「そうですね」と少し微笑んだそうです。
港に大きなフェリーが来て、乗り込んだ友人さんは甲板から、なにかを咥えたカモメを鼠さん向けて放ちました。
鼠さんが受け取ったのは手紙で(カモメが咥えていたので磯臭かったそうですが)、そこには「私が飛べないことが、彼女たちも飛べない理由にはならない」といった意味の英文と、少年少女の集合写真のような絵、それから鼠と猫が描かれていたそうです。

 

友人が突然姿を消して寂しがる人喰を励ましてくれるような、いい夢だなぁと少し泣いてしまいました。
しかし、ほとんど正夢になってしまい、動揺しています。
大切な友人へ、連絡をくれてありがとうございます。
あなたの境遇を想うと涙が止まりませんでした。そんな状況の中、少しでも自分の望みを掴み取ろうとする勇敢なあなたが、本当にかっこよくて眩しいです。
私や鼠さん、そして私たちの大事な息子たちがあなたを励ます手助けができたことがとても誇らしいです。
私も今は大したことができる人間ではありませんが、何か力になれることがあればいつでも協力する気持ちがあるということをどうか忘れないでいてください。きっとまた会いましょう。
あなたとあなたの大切な人が、そろって笑顔で幸福でいてくれる未来を願っています。